CO2レーザー 素材加工適合性

設備:パルス発振Co2レーザー

素材名適合説明
紙パルプ素材の中でも吸収がとても良く、色んな加工に適しています。
木材紙の原料でもあり同様に吸収がとても良い。ただし、紙とは違い木の油分が品質を左右します。樹種により向き不向きがあります。
布(綿)染めてある染料を取り除く加工があります。例:ジーンズ
布(化学繊維)△要確認材質により適性が異なります。ポリエステル繊維は良い。ポリエチレン、ポリプロピレンは悪い。
加工用途には印字等のマーキング。カットも可能です。
アクリルレーザー加工の代表的な素材の一つでもあります。カット、マーキングなどあらゆる加工が可能です。
PE:ポリエチレン△要確認吸収は悪く透過してしまいます。熱影響により溶け出します。
PP:ポリプロピレン△要確認吸収は悪く透過してしまいます。熱影響により溶け出します。
ABS△要確認吸収は悪く透過してしまいます。熱影響により溶け出します。
PET吸収が良く加工できます。波長9.6μmが適性です。
PVC✖︎レーザーの吸収は良く加工可能ですが、加工時に発生する塩素ガスが有毒であり加工不可としております。
PU:ポリウレタンウレタン樹脂、ウレタンゴムとも言いますが、加工可能です。発泡ウレタンのカット加工があります。
セラミック✖︎熱影響で割れを生じます。
磁器タイル✖︎反射してしまい加工不可です。
PDMS:シリコーンレーザー照射の際に発するガスに引火し炎が上がります。その時の煤が製品に付着しますが、洗浄により煤の除去は可能です。厚みにより加工難易度が変わります。
◯要確認種類によりますが、大理石など鏡面仕上げされた表面にマーキングする加工があります。
ゴムゴム印などの彫刻加工があります。
ガラス◯要確認材質により影響が違います。一般的なソーダ石灰ガラスは熱に弱くクラックが入ってしまいます。石英ガラスなど耐熱性のあるガラスをお勧めします。
アルミ✖︎アルマイト加工してある塗装面を、マーキングする加工例はあります。
✖︎高出力のCO2レーザーであればカット加工は出来ます。
ステンレス✖︎加工不可。
✖︎加工不可。

投稿日:2017年11月26日 更新日:

Laser職人