ファイバー紙:レーザーマーキング加工
主に工業製品などで利用されているファイバー紙を利用した製品となります。ノベルティなどオリジナル性の高い製品作りが可能で、面白い素材だと思います。
CO2レーザーとの相性はとても良いです。原料はパルプで純度が高いので、非常に品質の良い製品が出来上がります。ただ、原反のカラーバリエーションが少ないので、白の素材にシルク印刷で色付けする方法を使います。
今回紹介する物は、シルク印刷してあるインクをマーキングによりインクを除去し、デザインを施します。そしてそのマーキング精度を写真にて説明いたします。
レーザーマーカーは色んなメーカーがあると思いますが、このマーキングソフトウエアはとても細かな設定が可能であり、しかも非常に優れたスキャナ精度を併せ持っております。だからこそ、このような微細加工が可能となります。
ビームスポット径の加工痕は約200μとなります。その200μを上手く取り入れ、デザインの中に組み込んでいきます。特に注目すべき点は、ビームのON、OFFの部分ですが、エッジ部分が綺麗にマーキングされています。ビーム入射のタイミング制御が可能であり、スキャナスピードに合わせてタイミングと取ることができます。写真はその一部を拡大してありますので参考にしてください。