Laser 加工データ

レーザー加工データ:ラスター形式・ver2

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レーザー加工データ:適正なデータ量

写真彫刻などに使用するデータ形式(ラスター形式)のデータ処理についてです。レーザー加工ソフトウエアにより処理方法はそれぞれあると思います。ソフトの中にはレーザーについて知識が薄い方でも扱いやすいソフトもあり、素材の種類、表現したいイメージ、キレイな仕上がり度合い、等の設定項目を選択すると、ソフトウエアの方で調整をしてくれます。ただ、もっと素材に適した加工条件や、データ処理によって、もっと良い仕上がりに加工することは可能です。そのことについて私の見解を説明します。
適正なデータ量。画素数という数値を聞いたことがあると思いますが、例えば私のスマートフォンは800万画素のデジタルカメラが内蔵されています。そのカメラで撮影した写真を2Lサイズに印刷するとします。2Lサイズは127㎜×178㎜、インチで表すと5inch×7inch。プリンターの解像度が350dpiなので、2Lサイズに必要な画素数は1750pixel×2450pixel 429万画素になります。スマートフォンで撮影した写真で十分に用を足せます。ただ、A4サイズに印刷する場合は画素数が不足し、印刷内容が荒くなってしまいます。このように画素数と解像度は印刷する場合に重要な数値となります。
レーザー彫刻する場合も印刷と同じように重要な数値となりますが、レーザー彫刻は印刷のように色の濃淡など鮮明な再現はできません。レーザー彫刻はあくまでもグレースケール(白黒)での表現であり、いかにして彫刻表現するかがポイントとなりオペレーターの技術力となります。
少し遠回りになりましたが、レーザー写真彫刻では必要以上の画素数は必要ありません。先ずは出力するサイズを決め、そこから適正な解像度を決定していきます。大凡は今時のデジタルカメラで撮影された写真であれば、画素数は問題ありません。
次回は写真入稿データをグレースケールに編集してみます。その時の編集ポイントも同時に説明したいと思います。

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