レーザー加工データ:画像編集・・解像度の適正化
入稿写真データをレーザー彫刻用に編集していきます。
先ずはレーザー彫刻する彫刻サイズを決定します。レーザー制御にはプロッタ式とスキャナ式があります。プロッタ式であれば加工サイズは、そのレーザー搭載ヘッドの駆動範囲になると思います。が、スキャナ式の場合はスキャナのスキャンエリアになります。例えば120㎜角のスキャンエリアの場合は120㎜以上の大きさは不可となります。それ以上のサイズを加工するとなると、別の制御により加工エリアを広げる必要が出てきます。
一般的に大きなサイズの画像彫刻をする場合は、プロッタ式のレーザーを選ぶことが多くなります。スキャンエリア以上のサイズを加工したい場合はプロッタ式が良いかもしれません。別の機会でプロッタ式とスキャナ式のメリット、デメリットを説明したいと思います。
彫刻サイズを決めたら、入稿データの画像編集を行います。ここで解像度と画素数を決めていくことになります。解像度と画素数はイコールで結ばれていて、例えば1インチ当りの解像度を上げると、加工寸法は小さくなります。100dpiより300dpiの方が、1inch当りに必要なピクセル数が多く必要になります。つまり解像度を上げると加工寸法は小さくなる。逆に解像度を下げると加工寸法は大きく取ることが出来ます。
図は解像度と画素数の関係です。同じ大きさでも解像度が多いと、画素数も多くなります