Laser 加工データ

レーザー加工データ:ラスター形式・ver3

投稿日:2018年7月23日 更新日:

レーザー加工データ:画像編集・・解像度の適正化

入稿写真データをレーザー彫刻用に編集していきます。
先ずはレーザー彫刻する彫刻サイズを決定します。レーザー制御にはプロッタ式とスキャナ式があります。プロッタ式であれば加工サイズは、そのレーザー搭載ヘッドの駆動範囲になると思います。が、スキャナ式の場合はスキャナのスキャンエリアになります。例えば120㎜角のスキャンエリアの場合は120㎜以上の大きさは不可となります。それ以上のサイズを加工するとなると、別の制御により加工エリアを広げる必要が出てきます。
一般的に大きなサイズの画像彫刻をする場合は、プロッタ式のレーザーを選ぶことが多くなります。スキャンエリア以上のサイズを加工したい場合はプロッタ式が良いかもしれません。別の機会でプロッタ式とスキャナ式のメリット、デメリットを説明したいと思います。
彫刻サイズを決めたら、入稿データの画像編集を行います。ここで解像度と画素数を決めていくことになります。解像度と画素数はイコールで結ばれていて、例えば1インチ当りの解像度を上げると、加工寸法は小さくなります。100dpiより300dpiの方が、1inch当りに必要なピクセル数が多く必要になります。つまり解像度を上げると加工寸法は小さくなる。逆に解像度を下げると加工寸法は大きく取ることが出来ます。
図は解像度と画素数の関係です。同じ大きさでも解像度が多いと、画素数も多くなります

-Laser, 加工データ


コメントを残す

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.

関連記事

CO2レーザー

CO2レーザーの選択 一言でCO2レーザーと言い表しますが、色々なタイプがあり加工目的に合わせてレーザータイプを選択することが重要です。波長も10.6μと9.6μがあったり発振タイプも連続発振とパルス …

レーザー加工データ:ラスター形式・ver4

解像度の適正値について Ver3では解像度と画素数の関係を説明しました。彫刻したいサイズが決まれば解像度を決定し、それに必要な画素数が分かります。解像度と画素数。難しく考えてしまいますが、画像彫刻に限 …

no image

レーザー加工データ作成・ver1

その1:ベクター形式 レーザー加工するには、その機械を制御するソフトウエアがあり、そして加工する目的に合った加工データが必要となります。オペレーター目線からデータ作成ポイントについて上げていきたいと思 …

ウィンドフィルムのハーフトーン加工

画像ハーフトーン加工の紹介を致します。ハーフトーンとはさまざまなサイズのドットで表現した単色画像です。表現方法の一つとしてとても好きなデザインであります。見る距離や角度から色々な見え方があり、独特な雰 …

YAGレーザー波長1064nm

YAG波長と紙 YAGレーザーの波長は基本波長1064nmです。CO2レーザーに比べてピークパワーが高くパルス幅が短いため、瞬間的に強いエネルギーを与えることが出来る。加工内容として主に金属や樹脂への …

Laser職人