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レーザー加工データ:ラスター形式・ver4

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解像度の適正値について

Ver3では解像度と画素数の関係を説明しました。彫刻したいサイズが決まれば解像度を決定し、それに必要な画素数が分かります。解像度と画素数。難しく考えてしまいますが、画像彫刻に限ると解像度を主に考慮すれば良いと思います。(私見)加工品質はレーザービームスポット径に大きく左右されます。そのスポット径を把握することで適正な解像度をつかむことが出来ます。その点を理解できると、加工品質+加工コストの関係性も理解でき、自分のイメージした製品加工が可能となります。
CO2レーザー機種の中で解像度が600dpi以上加工可能の機種が多くあります。写真画像をより忠実に再現するには解像度は重要な項目であると思います。ただ、私の考えでは高解像度が、そのままレーザー加工で再現できるとは思えません。そのレーザーのビームスポット径を把握した上で適正な解像度を選択することが仕上がりの良い画像彫刻につながると思います。(レーザー制御の違いにより全てが当てはまりません。)
写真は解像度の違いによる仕上がりの違いです。画像処理の仕方でも大きく違いが出ますが、解像度が高ければより密度を高く加工しますので過剰にビームを照射することになります。設備にあった適正な値を見付けることが良いと思います。

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