Laser 加工データ

レーザー加工データ作成・ver2

投稿日:

その2:加工データ作成

データ作成について説明したいと思います。簡単な形状(四角、三角、丸)であれば注意点は特にありませんが、知っておくと便利です。
アプリケーションソフトにもよると思いますが、レーザーの加工順位は作成したアンカーポイントの順番となります。図面を作成する時、特に順番を気にする必要はありませんが、状況によっては必要な場合も出てくるので知っていると良いでしょう。
図1

図1のようにつながれた状態のオブジェクトの場合は、①レーザーONから②→③→④→①レーザーOFFという加工順位となります。複雑なオブジェクトの場合でも、この様にアンカーポイントの作成順にレーザー加工を施します。
図2

図2の場合は図1と同じ四角形ですが、それぞれが独立した線(オブジェクト)で構成された四角形となっています。この場合はオブジェクトの始点、終点毎にレーザーがON、OFFを繰り返します。加工時間については図1と比べると長くなります。特に意図が無い場合はポリラインで図面作成することをお勧めします。

次回はこの基本を応用して、丸穴を配列してデザインされた名刺をレーザー加工用図面として作成してみます。

-Laser, 加工データ


コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

ファイバー紙のレーザーカット

ファイバー紙とは?簡単に説明すると硬く柔軟性のあるプラスチックの様な紙のことで、原材料はもちろん紙となります。『脱プラ』が求められている中での代替品として注目の素材だと思います。 では、そのファイバー …

ブラックマーキング

ブラックマーキング:YAGレーザー アルマイト塗装してあるアルミのマーキングトライです。1μ波長帯レーザーとアルミの相性はとても良いです。彫刻したり発色させたり、加工方法はいくつかあります。今回はマー …

レーザー マイクロミシン加工

紙のレーザー加工でマイクロミシンが出来ます。要はミシン目のことです。この加工はパルスレーザーだから可能なことで、どんなレーザー機でも出来ることではありません。 ミシン目の一つの穴の大きさは、約0.2ミ …

CO2レーザー

CO2レーザーの選択 一言でCO2レーザーと言い表しますが、色々なタイプがあり加工目的に合わせてレーザータイプを選択することが重要です。波長も10.6μと9.6μがあったり発振タイプも連続発振とパルス …

レーザー加工データ作成・ver3

その3:データ作成~応用 円を配列コピーして作成したデータを実際に加工してみます。データの作り方によりレーザーの動きが、どの様に変わってくるのか?それを分かっているとより効果的(品質、時間)に加工する …

Laser職人