その2:加工データ作成
データ作成について説明したいと思います。簡単な形状(四角、三角、丸)であれば注意点は特にありませんが、知っておくと便利です。
アプリケーションソフトにもよると思いますが、レーザーの加工順位は作成したアンカーポイントの順番となります。図面を作成する時、特に順番を気にする必要はありませんが、状況によっては必要な場合も出てくるので知っていると良いでしょう。
図1
図1のようにつながれた状態のオブジェクトの場合は、①レーザーONから②→③→④→①レーザーOFFという加工順位となります。複雑なオブジェクトの場合でも、この様にアンカーポイントの作成順にレーザー加工を施します。
図2
図2の場合は図1と同じ四角形ですが、それぞれが独立した線(オブジェクト)で構成された四角形となっています。この場合はオブジェクトの始点、終点毎にレーザーがON、OFFを繰り返します。加工時間については図1と比べると長くなります。特に意図が無い場合はポリラインで図面作成することをお勧めします。
次回はこの基本を応用して、丸穴を配列してデザインされた名刺をレーザー加工用図面として作成してみます。