アクリル導光板…ドットマーキングNO.2
ドットマーキング再トライです。前回のトライではエリア横20×縦50㎜に分けてマス目状態でマーキングしました。細かく分けることが同じ条件に近いと考えたからです。しかし、良い結果は得られませんでした。縦と横の境界線が出てしまいます。寸法的には0.2~0.3㎜のキャップですが、LED光を入れるとそのギャップが浮かび上がってしまいます。均等配列されたドットである為、0.2㎜の狂いが分かってしまうのだろう。
ヘッドを可動させ加工エリア全域を同条件で加工することは理論上は無理である。レーザー条件(ヘッドのポジション)の変化により加工条件も変化します。スキャナが搭載されたヘッドを可動しつつ、尚且つスキャナをモーターで制御する。双方を同調させる制御は、寸分の狂いが大きなギャップにつながります。ヘッドを可動させても0.2㎜のギャップで収まること自体が凄いことなのです。
ただ、目的はLED光を入れたとき、目視で違和感なく発光させる。そう言う導光板を製作したい。それが目的です。加工方法は一つではありませんので、検証しながら良い条件を探してみます。
NO2トライではエリア分けのサイズを縦長にし、極力真下で加工できるように条件を作りました。横のスライド時のギャップを抑えることが目的です。結果的に横方向のギャップは抑えられました。LED光を入れても綺麗に配列されています。しかし縦方向へスライドさせると計算以上にギャップが大きく、全く良くありません。3段階に分かれていることが良く分かります。この縦方向のギャップをどう解消するか。この問題は難しいです。次のトライは何を制御すると、このギャップを小さく出来るか考えてみたいと思います。
約0.1㎜のギャップでもLED光を入れると分かってしまいます。
マス目に見えるのがそれぞれの境界線です。ギャップを無くすことは不可能なのでしょうが、自分が納得する品質を見付けたいですね。