写真彫刻
新年の元旦にする最初の行事。思い出の詰まった同じ場所で家族の集合写真を撮ります。3年連続で晴天に恵まれ良い写真が撮れました。
その写真をレーザー彫刻用に画像編集し、パルスCO2レーザーで彫刻します。彫刻という表現をしますが、使用するレーザー設備の特徴は、1ピクセルに対してグレースケールに変換した画像の濃淡を、レーザーの出力強度に置き換え照射されます。パラメーター設定としては、画像編集データを元に仕上りをイメージし、ショット数を決定します。加工痕は画像の濃淡に応じて加工深度が変わります。濃い所は深度は深く濃く見えます。薄い所は深度は浅く薄く見えます。ドットで表現される彫刻となり、見た感じとしては見る角度により立体的に見えます。ここが写真とは違った雰囲気を作り出してくれます。
カラー写真が撮影した元写真です。太陽光が強く明るい写真です。
編集の注意点として太陽光で明るくなっている部分と陰になっている部分です。この明るさの差が大きすぎると、レーザーで表現する場合は黒と白となり、照射する、しないの二極化になってしまいます。編集テクニックになりますが上手くグレースケールを使い、ブラックのパーセントを落としたり、上げたり、を使うと良い感じに仕上がると思います。
画像編集した写真です。明るさとコントラストを調整。
写真彫刻の完成です。素材はヒノキになります。